誰でも歌を聞いて癒されたり励まされたり共感したりすることがあると思います。
人生が変わるほど影響を受けた人もいるかもしれません。
私も過去に1度だけそういうことがありました。
1999年の世紀末
仕事もプライベートもうまくいかずに人生に絶望していた時でした。
たまたま誘われて行ったライブハウスです。
1999年12月28日
雪の降る中に行ってアマチュアバンドのライブでした。
「あー上手いなー」と、漠然と聴いていたのですが、とある曲になったとき、歌の途中から涙が溢れてきました。
英語の歌で初めて聴いた曲なので、歌詞の意味などほとんどわかりません。
しかしそのボーカリストの歌声とメロディが、がっつりと心を捕らえてしまったのです。
その後、いろいろと考え方にも変化をもたらしました。
当時は趣味でしかなかったバンド活動も本格化して、私自身はプロにはならなかったものの、ライブイベントの開催や、CDをリリースすることが出来ました。
アマチュアミュージシャンの立場ですが、数多くのプロミュージシャンの方々とステージをご一緒させていただきました。
プロミュージシャンやメジャーレコード会社の方々等と繋がりが出来たおかげで、高校生の頃に憧れていた雲の上の存在のような、ミュージシャンの方々とファンではなく、仕事としてお会い出来るまでになりました。
これらは全て、1999年12月にライブハウスで聴いた、そのたった1曲が与えた影響だと思っています。
もしあの時に、あの歌を聴いていなかったら、今の教室はなかったと思います。
プロである必要もないのです。
本当に感動させる歌というのは、聴いている人の人生にまで影響を及ぼすのです。
もちろん、聴くに耐えないような酷い歌だったらダメでしょうけどね(^^;