「〜さんのために歌を歌います!」
昔から結婚式を始め、励ますとき、感謝の気持ちを表すとき、様々な場面で歌は歌われています。いつの時代も、歌というのは「誰かのために歌う」のです。
好きな人に送った歌。本人にとっては後で考えると、恥ずかしすぎる黒歴史かもしれません。
だけど、その歌を送られた人にとってはどうでしょう。
相手のことを一番に考えて、練習を繰り返してきたはずです。
もしかしたら、実際に歌ったときは声がでなかったり、音程が外れたりしたかもしれません。
だけど歌に込めた相手への想いというものは、必ず伝わります。
言葉で伝えることが出来なくても、歌だったら伝えることが出来る。
そんな最高のプレゼントが歌うことなのです。
「誰か」というのは、もちろん「自分」も含みます。
悲しいとき、落ち込んだときに、同じような歌詞の歌を歌って共感して涙したり、また元気付けられたり・・・
今では一人でカラオケボックスで熱唱して、嫌なことを忘れる!ということもありますね。
自分の歌を一番聴いているのは、やはり自分です。
歌なんて苦手だ!という人でも、案外一人のときは無意識に鼻歌や口ずさんだりしているものです。
それはなんのために歌うのでしょう。
気分が良いときに、さらに自分の気持ちを昂ぶらせるため、落ち込んでいるときに、自分を慰めるため
まさに自分自身へのプレゼントなのです。
そして自分自身へ良いプレゼントが出来るようになると、今度は誰か他の人へとプレゼントをしたくなります。
お金も道具も何もなくても送ることの出来る最高のプレゼントです。
歌うのが苦手だ!などといわずに「誰か」のためにプレゼントしてみてはいかがですか?